配偶者ビザの相談

何不自由することもなく生活できるのだから、こんな居心地がいい国はない。 だが、あまりにも恵まれた環境にあるため、発想が「国内では、日本では」と言うところに止まり、他に頭がなかなか回らないということだ。
いわゆる横並びがベストという烏この影響は世界に広がり、世界的なデフレが引き起こされたのである。 では、デフレは悪かというと、そんなことはない。
一方でデフレは金利を長期に低いところで安定させるため、先進国の設備投資を積極化させ、経済成長を促す結果となった。 かつての日本の場合は、デフレとは逆の戦後は一興してインフレとともに高度経済成長を可能にしてきたという歴史がある。
インフレを伴う商度成長は同時に株や土地などの資産の値上がりにつながり、所得も資産も毎年増えるという何ともありがたい時代だった。   年代に入り、日本経済の力が増すにつれ、株式持ち合い制度や不動産の一物四価などの日本間行のシステムが時代にそぐわなくなり、株や不動雄へ資金が集中した結果、大規模な資産値上がり現象を起こし、遂にはバブル状態にまで上外の波は続くことになった。
そのため、最初はバブルを潰せば経済は正常化するのではというとんでもない愚策に走り、腕力でバブル潰しに乗り出した。 その結果、株も土地も大きく下がりすぎるという厳しい資産デフレに見舞われることになった。
市場経済の何たるかを学びもせず、これまでのような政策で通用すると考えていた政府や官僚の史上最大のミスと言えるのではないか。 もはや市場は巨大化し、自分たちで制御できなくなった市場の機能を整備して市場に委ねるべきだったのである。
大きく値下がりしたとしても流動性は失われなかっただろうし、後遺症も短くてすんだはずである。 この見当外れの資産デフレ対策はその後、金融システム不安を起こし、その結果、金融機関の貸し渋りとなって景気が悪化。
さらに一段の株安・地価下落を招き、企業や家計を直撃して消費も冷え込むという最悪のスパイラル現象につながった。 当然、企業収益も悪化し、閉塞感が社会を覆い人心は荒廃した。

リスクを取って悲惨な目にあった父親の背中を見た若者たちのやる気を奪ってニートやフリーターを生み、教育までも荒廃させてしまったのである.新興国の発展がフラット化・マネー化を促した19世紀の産業革命によって生まれたデフレの恩恵にあずかったのは、世界の総人口の2割近くを占める先進国だけだった。 今回は、嘗て後進国と呼ばれていた新興国が最も恩恵を受けているという点で昔とは大きく異なっている。
東西冷戦が終わり、ロシアや中国などの大国が市場経済入りした結果、日本を始め先進国と言われるG7の人口は  億人弱。 はるかに凌ぐ人たちが一斉に働き出したのだから、その変化の影響が想像をはるかに超えるインパクトとなって世界を変えるのは当たり前である。
ところが、市場経済が浸透したことによって中国 億人、インド 億人、ロシア3億人を合わせると  億人もの人たちが目の色を変えて働き出した。 世の中が大きく変わって当然であろう。
工場が日本から新興国に出て行けば、中国人で間に合う仕事しかできない人たちの賃金が中国にサャ寄せするのは当然の結果である。 賃金が日本の5分の1、10分の1という安い労働力で生産できるような製品を作る工場が海外に移っていけば、国内でも同種の賃金とする先進国が安い労働力を求めてこれらの新興国に次々に工場を進出させ、その結果、現地の雇用を拡大し、経済成長を促している。
東西冷戦時代のかつての社会主義のソ連や中国は、誤解を恐れずにあえて言えば、結果平等という社会主義のもとでサボることしか考えていなかった人たちの国である。 結果平等主義ならノルマを与えなければ働かず、それこそ労働に対する意欲や意識も乏しかった。新興国の登場は世界経済のマネー化も促した。

中国で生産された製品はアメリカなどへ輸出され、その結果、中国には大量の外貨が流れ込み、そのカネを国内で使えばものすごいインフレになるために中国はアメリカなどへ資金を逆流させる。 そのため先進国の金利は下がり、先進国では総じてカネ余りを生む。
それによって余資が世界中にあふれ、インターネットと金融システムの発達に伴って、瞬時にどこへでも行けるようにもなっているために、世界中のありとあらゆる市場にチャンスを求めて動き回るファンドなどが次々と生まれてきた。 時ならぬファンドブームになっているのも、そのためである。
ところが日本特有の外資脅威論から抜け出せない日本では、案の定「ファンドはけしからん」「ファンドは強欲だ」「ファンドは排除すべきだ」などといった議論が巻き起こっている。 時代の変化を考えれば起こるべくして起きている現象なのである。
いま盛んな、格差社会だ、下層階級だ、ワーキングプァだなどという不平・不満の多くは、世界で起きている大きな変化に背を向け、一億総中流時代を暗に懐かしがっているようにしか聞こえないのである。 いま日本が真剣に考えるべきことは、ボャキ文句を言うのではなく、むしろそうした時代の変化をどう利用し、活用したらいいのかという前向きな発想であり、国策としての政策である。
そう考えることができ、また可能な国にすればむしろチャンスにあふれ、面白い時代に生きていると考えを変えることもできるのではないか。 世界経済のフラット化・マネー化が進む中で、その変化を生かすために、おカネの運用技術や世界に通用するブランドカや知力を身につけるほうがはるかに生産的ではないか。
自分自身の人生も大きく変えることができるはずだ。 風が吹けば桶屋が儲かる」発想でチャンスをつかむ世界経済のフラット化・マネー化、IT化が進んだことによって、いまやモノやおカネ、情報の世界は国境も時差もいっさいなくなった。
知恵や度胸のある人にとっては世界中を相手にできる絶好のチャンスである。 そこで大切なことは、いかにすばやくチャンスをつかみ、市場で勝ち抜くかだが、そのために求められる知恵や発想をどう変えていけばいいのだろう。
たとえば「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺がある。 この意味は物事が巡り巡って意外なところに影響を及ぼし、思いがけない結果を招くたとえだが、風が吹けば桶屋が儲かるまでには、何段階ものプロセスがある。
まず風が吹くと埃が立つ。 立った埃が目に入り、目の不自由な人が増える。
目の不自由な人は、その昔は三味線を持って門付けをした。 三味線は猫の皮で張る。

三味線が売れると猫が減る。 猫が減ればネズミが増える。
増えたネズミが桶をかじる。 だから風が吹くと桶屋が儲かるということだが、要は変化の読み方のたとえなのである。
面白いではないか。 「危機」や「分別」という日本語から何を読み取るか繰り返すが、下層階級だ、ワーキングプァだ、日本だけが取り残されているなどと自虐的になる必要はない。
現状を「危機」だと悲観し、後ろ向きに考える人たちも少なくないのは確かだが、改めて日本語に注意してみてはどうだろう。 とかく一方に偏りがちの日本の国民性だが、一方で読みようでは全く反対の意味にもとれる日本語がある。
昔の日本人はたいしたもので、日本語は単純なアルファベットでできている外来語などとは〃出来″が違う。


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